2011年1月9日日曜日

<東証>一時、1万1000円台回復 1年半ぶり

 26日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、一時、取引時間中としては08年10月3日以来、約1年半ぶりに1万1000円台を回復した。外国為替相場で円安が進んだことや、EU(欧州連合)が財政危機に直面するギリシャへの支援で合意したことなどを好感した。08年秋のリーマン?ショック直前の水準である1万2000円台も、早ければ年内に回復するとの見方も出ている。

 日経平均の終値は、前日比167円52銭高の1万996円37銭で昨年来高値を更新。TOPIX(東証株価指数)は同14.59ポイント高の966.72。

 東京外為市場で円相場が一時、前日午後5時比81銭円安?ドル高の1ドル=92円70銭まで下落したのを受け、電機や自動車などの輸出関連株が上昇したほか、証券や保険なども買われた。EU首脳会議がギリシャ支援で合意したことや、アラブ首長国連邦のドバイ首長国政府が財政難の政府系不動産会社に対する支援を表明し、「海外の不安材料が後退し、世界景気の回復傾向が改めて認識され、買い安心感が広がった」(日興コーディアル証券の西広市氏)という。上海などアジア市場が総じて堅調だったことも投資家心理の改善につながった。

 世界経済の不透明感がひとまず薄らいだことで、市場では、4月以降も堅調に株価が上昇していくとの強気の見方も出始めている。明治安田生命の小玉祐一氏は「新興国需要などに支えられて10年度も企業業績の改善が続き、大企業?製造業だけでなく非製造業や中小企業も改善が進むだろう」と指摘。年末までに1万2500円までの上昇を予想した。【工藤昭久】

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